ミドさんのブログ

日頃思いつくことを書いてます

フィリピンの魅力(34.フィリピンでの買い物)

 散歩を始めて、今日歩けば、1か月になる。総歩行距離は、100km以上になるだろう。「積り積もれば山となる」、正にそれだ。幸い、天候にも恵まれたこともあったが、三日坊主の私が良く続いていると思う。きっかけは、大学同期の友人のことばだった。ともかく、能力のない私には、「続けること」位しか、若い人たちに示せることはない。続ければ、こうなる、と1年後、2年後には、報告したいと思う。

 

買い物の場所

 さて、フィリピンの話題である。今日は何を書こうか、と思ったが、いずれも10年以上前のネタなので、今通用するかどうかは分からないが、昔はこうだった、と理解いただければと思う。

 フィリピンに赴任して、まず必要なのは住居である。そして、買い物だ。お金が必要だが、銀行や両替商で換金して買い物をする。お金のことは別項で触れるとして、どういったところでの買い物になるかを紹介する。

 日本人の場合、特に女性(奥様達)は、綺麗な清潔な感じのする、危険がない場所を選ぶ。従って、まずは、食料なら日本食材店、その他のモノは、デパートで買い物をする。若い方々は、”デパート” という言い方をご存知ない方もいるかもしれないが、何でも売っているお店である。かっての日本のデパートは、大体、地下が食材、1階が男女の洋服など、2階以上は日用品、最上階はレストラン、屋上に子どもの遊び場という構成になっていた。

 

フィリピンのデパート

 フィリピンのデパートは、地下はなく、1階が、日用品・食材、2階以上は洋服・日用品などになっていた。レストランなどは建屋内にはなかったと思う。マニラ市内に、3つか4つのデパートがあった。全てに、エスカレーターがあったと思うが、エレベーターはなかったと記憶する。それぞれの階にレジコーナーがあった。

 こうしたデパートで買い物をする客は、中間層以上の人たちで、小ぎれいに着飾った人たちが買い物をしていた。当然ながら、こういったお店は、日本人向けではないので、日本料理に必要な特別なものは販売していなかったので、例えば、納豆といった特別な食材は日本食専門店で購入していた。

 

新鮮なものを売る市場

 日本でもそうだが、このように何でも揃う店(デパート)や日本食専門店などは、良い、新鮮なものは手に入るが、値段が高い。そこで、一般市民が行く店といえば、市場があった。大きな市場エリアが市内のあちこちにあり、そのエリアでは、色々な専門店が軒を並べていた。良く行った店が、この中にある魚専門店だった。こういった店で、日本女性に会ったためしがない。でも、私は、こういうお店が好きだ。

 それと、日本のデパートではそんなことはないが、フィリピンの場合、新鮮さが売り物の、生野菜、肉類、魚類などは、新鮮さが今一つなのである。それと、市場での買い物は売り子とのやり取りが面白くて良く買い物をした。

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魚、野菜、果物を売る市場(他にも何でも手に入る)

毎日食べた刺身

 魚は、刺身に出来る生魚を買うのであるが、全て量り売り。そして、全てに値段が付いていない。魚を取り上げて、「これいくら?」と聞くと、それを量り、「・・・ペソ」と答えが返ってくる。つまり、1対1の商取引である。面白いことに、値段交渉は当たり前の世界であり、外国人に売る場合とフィリピン人に売る場合では値段が何割か異なる。ある時、買う魚に目星をつけて、ドライバーに買わせてみたら、見事に安く買うことが出来た。フィリピンは日本と同じ島国である。全てが刺身で食べられる。マグロ・モンゴイカ・エビ・カニなど何でも安く手に入った。ブロックで買い、”さく” にして、冷凍庫で保管し、解凍しながら毎日刺身を食べた。

 

一羽単位で売る鶏肉

 でも、困ったことがあった。鶏肉である。鶏肉は、日本なら細切れ、ささみなど部位に分かれて少量づつ、ラップにくるんで売っているが、フィリピンでは需要が多いせいか、一羽単位で売っているのである。そこで仕方なく、1羽を買い、それを部位ごとに自分で切り刻み、冷凍庫で保存していた。親子丼にはこれを使い、出汁をとるには、これを使い、というようにしていたのである。

 

フードコート

 その他、専門店が軒を並べるショッピングモ-ルというのが町のあちこちにあった。ここへ行けば、何でも、どこかの店で売っていた。そうしたモールには必ず、フードコートがあった。私が赴任したころ、15年以上前には、日本には「フードコート」という名前すらなかった。今では、私が住んでいる田舎町でもこの言葉を使った店は沢山ある。携帯の使い方も、フィリピンの方が早かった。フィリピンより日本の方が進んでいると思っている人たちは、誤解であるので、改めて欲しいと思う。フィリピンの方が進んでいるものは結構一杯ある、ということを覚えておいて欲しい。

 その他に、サリサリストアーなどという小さな店もあるが、別の機会に紹介しよう。

      (つづく、・・・)