ミドさんのブログ

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フィリピンの魅力(32.日本食レストラン)

マヨン火山

 フィリピンにも富士山によく似た、きれいな円錐火山があるのをご存知だろうか。

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マヨン火山(ルソン島、南東部サマール島に近いところにある)

ルソン島 南部、 ビコル地方 アルバイ州 にある 火山。 標高 は2,463m。

 ルソン島サマール島を結ぶ電力海底ケーブルの工事で訪れた場所近くにある火山である。この現場まで、マニラから車で行った記憶がある。私の記憶では、10時間以上車に乗っていたように思う。日本のお金で作った立派なコンクリート道路が走っている。その途中で立ち寄った、マヨン火山が綺麗に見えるホテルのレストランである。

 

いかさま日本食

 マニラ近郊は、人口も多いこともあり、日本レストラン始め各国の料理を楽しめるが、地方に行けばそうはいかないのは、どこの国も同じである。このホテルには、レストランがあり、日本料理が食べられた。メニューを見ると、丼物が並ぶ。そこで大好きな ”かつ丼” を注文。楽しみに待っていると、トンデモナイ ”かつ丼” が出てきたのである。世界には良くあることなので、さして驚かなかったが、フィリピンの地方ではこういったことが良くあった。

 

ピンキリの日本食

 日本料理店と言ってもピンからキリまである。日本人のシェフがいて、自ら手を出して提供するところ、日本人は指導で、フィリピン人が作り提供するところ、日本人は皆無で、かって、日本で修業したと称する外国人シェフが提供するところ、そして、料理を見てそれらしく真似たつもりで料理を提供する店など様々である。ここの料理は最後の例なのだろう。出てきたものを見ただけでは ”かつ丼” と判別不能な料理だったのである。

 

即席ラーメンに日本の味

 日本食レストランに行くと、当然ながらどこの国でも、その国のレートでは考えられないような価格設定になっているのが普通である。フィリピピンも例外でなかった。フィリピンの物価レートから考えてみれば、4倍。日本の物価から考えても2倍はした。しかし、日本人は、日本食が恋しい人種であり、他の国の料理は食べたがらないという習性がありそうである。これは、私だけではないだろう。一番いい例が、どこの国に行くにも、工事隊は必ず、即席ラーメンを持っていった。即席ラーメンが日本食かと言われると???ではあるが、”日本の味”であることに変わりはない。

 

ちゃんとした、日本食

 ただ、フィリピンの日本食レストランで良いのは、日本の味だけではなかった。

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日本食レストラン(ビールも焼酎も、日本酒も、刺身も揚げ物も何でも揃う)

 一つ目は、アルコール類が安いことである。特に、ビールは、日本のビールは高いがフィリピンのビール(サンミゲル)を飲んでいさえすれば安い。そして、二つ目は、若い給仕をするお嬢さんたちだろう。実に愛嬌が良い。これは、店長に教育されたというのではなく、フィリピン人特有のDNAである。だから、勘違いする初老の日本人が出てくるのである。

 

忘れられない日本の味、フィリピンの味

 こうしたレストランで、仲間たちと、ビールを飲みかわし、時には焼酎のボトルをキープし、刺身、餃子、野菜炒めとつまみを食べ、最後の締めにはラーメンを食べて、今日の疲れを癒すのである。そして、帰りは、いい気分になって、ドライバー付きの車でご帰還である。こうして払う金額は、日本円で2000円程度だったと記憶する。

 忘れられない、フィリピンでの「日本食の味」である。

    (つづく、・・・)