80代が頑張る討論番組
今朝早く目が覚め、寝床でテレビをつけたら、田原総一郎司会の ”朝まで・・・”という討論番組をやっていた。80数歳になる田原さんは、若い人たちの発音が聞き取りにくいのか、「えっ!」を連発して、視聴者は聞こえるのに、司会者が聞こえないというのは、司会者の耳が難聴になっているのではないか。80数歳でも、司会に選ばれる田原さんは大したものだが、そういう方しか選定できないテレビ局も局である。
なぜ、若い人の投票率が悪いか
その田原さんの発言、「どうして、若い人は、選挙に行かないのか」という質問から、色々な発言が出た。国会議員が言うには、投票率は、大体、年齢+10%なんだそうで、20代なら30%、30代なら40%というのが常識だそうだ。投票に行かない=政治に関心がない、ということで、その大きな原因は、若い時から、政治に関心を持つ教育を受けていないという教育制度の問題が大きいという。
教育の仕方が悪い! A+B=?
昔の総理大臣が田原さんに言ったそうだ。国際社会で日本人は発言できないと。それは、政治に関する発言の訓練がなされていないからだという。更に、もう一つ、日本の教育は答えのある問題をやる教育だそうで、答えのない教育というのはやられていないせいだ、というのだ。A+B=C であり、Dではないというのが日本の教育。Cばかりでない、Dでも Xでも、それはそれで正解という問題提起に慣れていないというのである。
脱炭素社会の実現は?
ちなみに、今回の議論の対象は、脱炭素社会の実現というテーマらしい。2030年までに-46%、2050年までにゼロを目標に掲げている日本政府。今、各家庭などの消費によるCO2の排出量を主に云々しているが、実際は、製造する側の排出量が非常に多い、と言っていた。鉄鋼、自動車なども上がっていた。
こうした脱炭素社会の実現という観点で見ると、欧米各国から10年以上は遅れているという。2030年、2050年の目標達成が危ぶまれるという。
ロシア、ウクライナに侵攻
1日ブログを休んでいるうちに、ウクライナは酷いことになってきた。プーチンという男は、様相からしてなんとも嫌な男だと思ってきたが、ますます、嫌になった。
私が現役のころ、もう20年も前になろうか、当時赴任して帰国したばかりのクウェートにイラクのサダム・フセインが軍事侵攻した。それが中東戦争の始まりになったが、当時、イラクからスカッドミサイルがクウェートに数回飛んできた。それは、まだ侵攻が始まる前だったが、宿舎のガラス窓をビリビリと揺るがす着弾の音と振動を思い出した。今、ウクライナの人たちは、あの思いを毎日しているのかと思うと気の毒でならない。プーチンは、ロシアのサダム・フセインである。いろいろな理由を付けてはいるが、他の国の主権を揺るがしていることに変わりはない。
もっと、ロシア批判を!
かってのロシアを思い起こし、世界を左右してきたロシアの再現を夢見ているのかもしれないが、もはや、侵略者プーチンでしかない。日本にいるロシア人も、各国に散らばっているロシア人も肩身の狭い思いをしているだろう。
コロナが流行った時には、あんなにマスコミが騒いだのに、ウクライナに関しては、一部の報道番組しか、重大に取り上げていないのが気になる。毎日毎日、来る日も来る日も、取り上げたっておかしくないはずだ。
暴君の仲間入り、プーチン
A+B=Cの教育を受けてない人は、A+B=C+アルファ だと思うらしいが、アルファなんて妄想に過ぎない。当初、ウクライナ東側の二州だけと言っていたが、首都キエフまで狙っている、つまり、ウクライナ全土をロシアの自由きままにしたくて仕方ないのである。読売新聞ではないが、プーチンは「暴君の仲間入り」である。