ミドさんのブログ

日頃思いつくことを書いてます

知床、観光船事故

5月連休は、どこへ行くのやら

 5月連休が近づく。現役時代、ゴールデンウイークが近づくと、、子どもたちも交えて、「今年の連休にはどこへ行こうか」などと、行き先の話題で、家族が夢中になったものだ。退職して10余年、子どもたちが離れて独立していってから20年以上経つ。すっかり、”連休だから” とか ”どこへ行こうか” といった話題から遠のいて久しい。

 

侵略ではなく内戦というらしいロシアの論理

 ウクライナへのロシアの侵略戦争、ロシアよりの人たちは、あれを ”内戦” と呼ぶらしい。ここにプーチンの気持ちが込められている。つまり、内戦とは、ロシア国内での争いという意味である。ウクライナは、ロシアの一部、”侵略” でないという発想のようだ。極めて自分勝手な論理である。独裁政治というのは、全てそうだ。

 

マクロン大統領再選

 かと思うと、フランスの大統領選挙。非常に心配だったが、マクロン大統領が無事再選された。このブログでも取り上げたが、もし極右政党が大統領になったら、国際情勢はどうなってしまうんだろうと心配したが、今まで通りに進むことになり一安心である。

 

観光船が、知床で遭難

 そして、今日の朝刊をにぎわし、テレビのトップニュースになったのが、知床半島での観光船事故。全国各地から集まった観光客20数人が乗組員と共に被害にあったらしい。4月とは言え北海道の東の外れ、知床である。海水温も2,3℃と低い。救命胴衣を着けているとはいえ長時間水中にいたのでは体がもたないだろう。今朝のニュースでは、10数人が見つかったが全員死亡と発表された。

知床、観光船事故(読売、4/25朝刊)

無責任な・・・協会体制

 毎回、こうした事故を見聞きするにつけ、予想できない事故ならいざ知らず、ある程度予想される事故がどうして起こるのだろうか、とついつい考えてしまう。ネットで見ると、この遭難した船は、右前部に亀裂があったらしい。その写真も出ていた。ところが、この亀裂があっても、何とか協会の船体検査では無事通っていたらしい。専門家の話によると、小型船舶というのはそのような検査ということだ。相変わらず、天下りの官僚が取り仕切る…協会が幅を利かせているらしい。かといって、何が起こっても、責任を取らないのが、・・・協会でもある。

 遭難当日は、色々な警戒警報が出ていたらしい。その中で、同僚が今日は出航しない方が良いと言っても聞かず、出航したということ、更には、他の観光会社がゴールデンウイークからの観光船の稼働に対し、この会社だけ先んじて運航始めていたらしい。こういった色々な要因が重なり事故は起きた。

 

性善説で動く日本社会

 毎度思うことながら、船体検査にしろ、警戒警報にしろ、それを受けた、それを聞いた人たちが良心に従って行動を起こすことを期待して日本の決まりが出来ている。つまり、「良心に従わない人」には、何の効果や縛りにもならないことが、日本には一杯ある。性善説に基づいて世の中が動いているのが日本である。そろそろ、性悪説に基づいた社会構造が必要な時期に来ているのかもしれない。非常に悲しいことだが。