ミドさんのブログ

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フィリピンの魅力(52.ゴーゴーバー)

 「フィリピンの魅力」シリーズも、52話目に入った。従って、今まで何を書いたか怪しくなっている。ダブるかもしれないが、今回は、少し色っぽい話である。

 

ゴーゴーバーに行ってみる

 あまりこのようなブログで書くのは勧められないが、カラオケのお姉さんと ”ゴーゴーバー” に行った時の話だ。カラオケに行き、”ゴーゴーバー” の話をしたら、フィリピンの若い娘たちは、その実態を知らないらしく、「行ってみたい」と言い出した。そこで、彼女の休みの日を狙って、行くことにした。

 フィリピンのこの手の遊び場は、最初は興味を持つものだが、じきに飽きて行かなくなるもの。結局、日本からの来客に、見せるための場所と化す。そんな場所である。

 

いかがわしい雰囲気

 入ると、何となく、いかがわしい雰囲気が入口からムンムンである。カラオケバーのすっきりした清潔感のある娯楽場とは、明らかに雰囲気が異なる。こうした場所は、入口には拳銃をぶら下げたガードマンが立っている。そして一歩足を踏み入れると、日本のやくざのような雰囲気を出す男が2,3人たむろしている。狭い入口だが、この辺から中の喧騒が聞こえてくる。そして、中に入ると、その喧噪は、耳元で大声で話さないと聞こえないほどである。丸テーブルが4個か5個とプラスチック製の安い椅子。そして、1.5m程度はあるだろうか、一段と高いステージがあり、そこでは若い娘が踊っている。

 

システムは?

 ステージは、目の高さより低いものの、それだけの高さがあるので、女の子を見上げる形になる。当然ながら、スタイル抜群の女性たちである。そして、そのステージの周りには、飢えた男どもが群がる。そうした中で、年老いたおばさんが行き来している。  

 どういうシステムかというと、踊っている女の子の中から気に入った女の子を、このおばさんに言うと、おばさんがその女の子を舞台から降ろし、指名した男に紹介するのである。後は、指名した男と指名された女の子との交渉になる。

 

カラオケの女の子の意外な言葉

 そうした場所なので、女の人と言えば、踊り子たちとこのおばさんだけである。そこに、いかにも素人っぽいカラオケの女の子を連れた日本人が入っていくわけだから目立つ存在だったろうと思われる。

フィリピンのゴーゴーバー(ネットより抜粋)

 ここでのシステムを、この女の子に説明すると、舞台を眺めていた女の子が、「もう出よう」と言い出した。入って5分もしないうちだった。そして、店を出ると、この女の子が目に一杯涙をためている。理由は聞かなかったが、容易に想像がつく。

 

踊り子たちの姿

 これらの踊り子たちが、男どもに見世物になっていること、そして、踊り子たちの服装である。腰をくねくね色っぽく踊るのは良いとしても、上半身、何も身に付けていないのである。カラオケの女性にしてみれば、胸をユサユサさせて踊る女性に、ビックリ仰天したのだろう。

 ちなみに、ネットでひょっとしたら、胸も露な写真でもあるかもと思い探してみたが、上記の写真位しか公表されてなかった。上半身がなく、下半身の写真ばかりである。それもそうか!。

 

”貧困” が為せる業

 この踊り子たちも、カラオケの女の子たちも、元はと言えば、”貧困” が原因なのである。稼いだお金は、田舎の家族に送るのだ。自分の体を見せて喜ぶ女性はいない。故郷の家族だって、こんなことをして稼いでいるとは思っていない。夜の商売をしている女性は、全て、家族に嘘をついて稼いでいるのである。

 こういった実態が分かってくると、気の毒で、見るに堪えなくなり、こうした夜の街へも、日本からの来客時以外、行くことも無くなった。