ミドさんのブログ

日頃思いつくことを書いてます

ハザードマップ

コロナで出来ない防災訓練

 我々の地域でも、最近「防災」の話は、とんと聞かなくなった。年1回やっていた防災訓練もコロナの影響で中止続きなのが大きく影響している。「防災」を思い出すのは、東北大震災を思い出すのは、防災訓練のおかげだった。

 

「防災」の話を聞かなくなった

 しかし、いつ来るか分からないのが「災害」でもある。技能実習生に日本語を教えているが、その実習生にも「防災」のカリキュラムが組まれる。つい、2日前にその講義をしたばかりだった。市役所の防災課を訪れて、ハザードマップをもらいに行ったり、消防署を訪問して消防車・救急車を見学したり、110番、119番の電話のかけ方を教えたりとそんなことをしながら、そういえば、「最近は、日本人に話すことが無くなったなー」と思っていた矢先である。

 

NHK全国ハザードマップ

 NHKが「全国ハザードマップ」というソフトを作り、期間限定ながら公開しているという。早速見てみた。

 興味のある方は、是非、眺めてみて欲しい。「ハザードマップ」で検索すると、各市町村のハザードマップが出てくるのは、ご存じのとおりである。

 しかし、この「NHK全国ハザードマップ」は違う。自分のいる場所、指定した場所の災害の時の状態が見ることが出来、しかも、その場所の洪水の時には最大水深も見られるという優れものである。操作は簡単。パソコンでも携帯でも可能である。

 

幸せの、「黄色いタスキ」

 そして、同じニュースで、岡山県真備町の災害に関連して、若い人が、「黄色いタスキ」を作って各戸に配っているという。

 

 これは、写真のように、「この家には、避難して誰もいません」という「避難済」を示す印なのである。実際の避難で、確認に苦労し、時間がかかることを経験した人たちが、地域の運動としてやっているらしい。素晴らしい活動である。

 

災害は、忘れた頃にやってくる

 「災害は、忘れた頃にやってくる」と言われる。常に、頭の片隅に、あの時の思いを忘れないで欲しい、と言うことでもある。実際に経験した人はまだいい。東日本大震災でさえ、もう11年である。小学生たちはその後に生まれた。記憶という点では、高校生ですら記憶がアヤフヤになっているに違いない。

 

「話し伝え」の大切さ

 避難訓練が出来ないなら、せめて、「災害」を思い出すように、ハザードマップを眺め、非常持ち出し品を点検し、古いものは新しいものに変え、「防災」について考える日を設定して、地域ぐるみで取り組むのも面白い。経験をしたことがない子供たちに、言い伝え、話し継ぐような運動も必要な気がする。

 それが、大人の役目でもある。