抵抗感ないマスク
日本人は、マスクにあまり抵抗感がないと言われる。”抵抗感”という意味がどの程度のものか分からないが、私は、マスクをかけた人と話すのも表情が読み取れなくて嫌だし、自分がマスクをするのも、眼鏡をかけたり補聴器を付けたりするときに邪魔になるので抵抗感を感じる。どうもその抵抗感というのは、”欧米人に比べて”という前提が入るようだ。
視点測定
人間が人と話すときにどこを見るか、日本人と欧米人では違うという。欧米人は口に注目し、日本人は目に注目するという。勿論、一般的な話だろう。
従って、マスクをかけることで、相手の表情が読み取れないことから欧米人がマスクを嫌がる一つの原因と考えられるという。そして、日本人は目を見て表情を読み取ることから、相手にサングラスをかけられると表情を読み取りにくいという結果になる。
赤ちゃんから違う視点
視線解析法にはいろいろあるらしいが、勉強していないのでよく分からない。どこに視点が集まるかが、こうした解析で分かるらしい。
こうした研究で有名な、中央大学、山口先生がテレビでこうした解析結果を説明していた。冒頭の欧米人や日本人の視点の集まり方の違いなども説明していた。そして驚くなかれ、日本人が目に注目するのは、人として育って行く中で学んでいきそうなったかと思ったら、そうではなく、赤ちゃんの時からそうなんだそうである。
顔文字の外国と日本の違い
こうしてみるとなるほど、と頷けるところもあるが、決定的だったのが、顔文字の違いである。日本は目の形で表現し、欧米は口の形で表現している。
顔文字は1980年代に欧米や日本で開発され使われ出したらしいが、使われ出した時期には4年ほどの差があるらしい。しかし、後発の方が先発の影響受けたという事実はないらしい。それぞれの人たちが、より分かりやすい顔文字を作ったらこうなったということだろう。
表情豊かに過ごしたい
非常に面白い。前に、このブログで、マスクが ”顔パンツ” と言われているらしいと書いた。男にはそういう感情はないと思うが、女性にはあるらしい。
マスクを外そうが,外すまいが、「目は口ほどにものを言う」であり、無愛想では、口であれ、目であれ、人の良さが表現できないのである。
是非、表情豊かに暮らしたいものである。