ミドさんのブログ

日頃思いつくことを書いてます

遠くで聞こえる太鼓の音

分厚い、郵便物が届いた!

 昨日、郵便物が届いた。茶封筒の分厚い荷物ごとき郵便物だ。早速開封してみると、市報やら学習センターのパンフレットなど10種類である。しかも10部ずつある。最初、何のことか、なぜ私宛に送られてきたのかサッパリ分からなかった。

 地域の役員の会議があり急いでいたので、郵便物はそのままにして会議に出かけた。そして役員が集まっているところでその話をしたら、「それは、常会の回覧物だ」という。それで合点がいった。

市役所から届いた郵便物   市報などの印刷物

やっと気がつく、常会長の役目

 なるほど、そう言われてみれば、今年度は常会の常会長である。常会の軒数(件数)も、字は間違っているが10軒である。それにしても、こんな送り方があるのだろうか。宛先は、「・・・様」しか書かれていない。しかも、中には「回覧して下さい」とも、「常会長 殿」の宛先も入っていない。余程、「事務の合理化」をしたいのだろう。市役所内だけでなく、住民に対しても「事務の合理化」をしたいらしい。

 

市長施政方針

 10種類の様々なパンフレットである。その中から市報を取りだした。

開いてみたら、最初に見慣れた市長の挨拶する顔と大きな「令和5年度 施政方針」の文字。そして副題が『「住んでみたい」そして「住んで良かった」と言われるような活力と魅力あるまち」』である。

 

職員への指示方法

 今年、常会長になったから気付いた。職員一人一人が自覚をする必要がある。

「回覧物の仕事だよ」「常会長に送っておけや」「部数間違えるなよ」なんて会話があって、指示された若い人が、茶封筒に10部ずつまとめて入れる。そこで管理者は、「宛先は、常会長って、入れとけよ」とか、「中に紙を一枚入れ、挨拶文と『常会内に配布下さい』」と入れておけよ、と言った注意がなされないままである。目に見えるようだ。

 

遠くで聞こえる太鼓の音

 勿論、市長に落ち度はないが、いくら太鼓をたたいても、職員が踊らなければ、ただの「遠くで聞こえる太鼓の音」でしかない。

 私は、民間企業にいたが、結果が全てである。何を指示しようが、部下が指示通りにしなければ意味がないし、結果も出ない。この場合、結果的に、常会内に1部ずつ配布されるだろう。しかし、「お役所仕事」と言われ、職員のやり方を市民が分かり、場面場面で、「どうせ、・・・だから」と言うようになる。

 

住んでみたい町に

 1人がそうであっただけで、残りの真面目に市民のために動いている9人の人たちまでそう言われるようになってしまうのだ。

 市長の言う、『「住んでみたい」そして「住んで良かった」と言われるような活力と魅力あるまち」』に、是非したいモノである。 地域の役員の端くれとして、少しでもお役に立てるよう頑張ってみたい。