長距離ドライブと”きつい”
昨日は、長男家族の住む埼玉県へ350kmのドライブだった。高齢者には”きつい”。
昔、現役だった頃、3K職場、5K職場と言われた工事部門にいた私たちの職場は、日本人の作業員から嫌われる職場だった。”K”とは、”きつい、汚い、危険”で、5Kにはそれに、更に別の”K”が加わるのだ。 ・・・・歳を取ると話が横道に逸れていかん!
常磐自動車道にも、110km/h区間がお目見えした。走ってみると、周りの状況が変わ
るかと思うと、全く変わらない。つまり、100kmが110kmになったからと言ってスピードを上げるわけではないということ。新発見だった。ドイツの速度制限のないアウトバーンでスピードをむやみに上げる人がいないのと同じ現象である。
人間の自然な感覚
350km走ってみて感じることは、つまり、年齢や経験、年相応のスピードというモノが人間にはあり、一定以上スピードを上げると”危険”を察知し自制するようになるということである。若い頃は、130kmで走っても違和感なく走れた。しかし75歳の年齢では110kmを超えると何か違和感を感じるのである。自分が運転しているのではなく、誰か他人が運転しているような感覚を味わうのだ。
極端な言い方をすれば、”速度制限無し”にしても、恐らく、110km、120kmで走る人が殆どだろうと思う。
新一年生
息子の家庭を訪問。3ヶ月ぶりに大きくなった孫息子の次男を見てびっくりである。大きくなり、よく笑い、声まで上げる。目もキョロキョロさせる。そして長男はすっかりお兄ちゃんらしくなり、真新しいランドセルを付けてもらって写真に収めた。
明日(今日)が入学式だという。立派な新一年生姿を見せてくれることだろう。
”おごり”の「うな重」昼飯
そして、近くのうなぎ屋にお昼を食べに行くことになった。「上の大盛り」だそうで、凄く美味しかった。長男孫の分は、大人のお重のご飯や鰻を分けるということで、少し分けたら余り食べず、どうしたのかと思ったら、パパの一言で、食べ出した。すると、今度はみんながご飯を分けてあげても次から次へと平らげだした。魔法の言葉だった。
そして、このお昼は息子夫婦からの”おごり”だそうで、大変美味しく頂いた。ご馳走様でした。
助手席の居心地
道が分からないため、息子が運転してくれて助手席に乗ったが、歳を取ってからの助手席は心地良いものである。老夫婦では、助手席に乗ることは殆どなく、いつも女房を乗せる役が殆どだが、こういう助手席もたまには良いものだ。
家に戻ると「少し寝たら良い」と、女房・嫁が勧める。すこし、ウトウトした。
何気ない動作が・・・
そして、帰りのドライブである。明るいうちにと思い、夕方5時に出発したが、常磐自動車道に入る頃には夕闇。若い頃は、助手席にいる女房が声をかけてきても的確に答えられたが、もう、そんな心の余裕はない。右車線に出るときはサイドミラー、バックミラーを確認する。また、左車線に戻るときも同様、両方のミラーを確認する。車が近づいてきたとバックミラーを見る。
こんな動作が、若い頃はどうってことなく出来たのだが、今はそうはいかない。歳を取ったら免許証返納というのも分かるような気がした一日だった。