ミドさんのブログ

日頃思いつくことを書いてます

都会と田舎

天王祭(てんのうまつり)

 一昨日の日曜日、恒例の天王祭(てんのう祭)が行なわれた。昔は、下左写真のように、若い者が担いで部落内を練り歩き、最後は海へ入って終わり、といった祭りだった。そして、集落の所々に休憩所が設けられ、そこでは担ぎ手を歓待する準備がされ、飲み物がなどが提供された。

 

中止となった、神輿担ぎ

 ところが、そこで酒類も提供されるモノだから、酔いも回り最初のうちは良いモノの最後は決まってケンカが始まった。そんなこともあり、同時に若者も少なくなり、大人による神輿担ぎは中止になり、代わって子ども神輿が始まった。しかし、それも子どもの減少と共に、3,4年前に中止となり、今では神輿を倉庫から出し、清掃して、地域の皆で拝んで終わりというようになった。

神輿担ぎ(ネットから)  天王祭での神輿披露      地蔵堂内の飾り     

 

神輿披露と天王祭の祈り

 日曜日は、地域の役員の方々が神輿の水洗い、飾り付け、地蔵堂内清掃・飾り付けなどを行ない、9時半から地域の方々をお迎えした。年々、回覧板でお知らせするモノの、常会(町内会)から抜ける人も多く、連絡が周知されないこともあり、訪問する人は減り、役員をあわせても30人程度となった。寂しい限りである。でも、その中に40台の若者もいた。隣町生まれの青年。この青年と色々話した。こういう交流が出来るのも地域の行事の良い所の一つである。

 

都会に住めば・・・

 都会に住めば良いところは一杯ある。美味しいものを食べたいと思えば、ちょっと行けば何でも食べられる。芸能人のショー、漫才、歌舞伎が見たいと思えば、近くにそういった場所は沢山ある。地下鉄は走る、電車もバスも近くのどこからでも乗れる、車なぞ使う必要はない。年寄りに一番重要な病院だって、専門医からかかりつけの医者まで揃っている。困ることは何もなく便利である。

 

田舎に住めば・・・

 一方、田舎は、家に居ながらにして涼しい海風を感じられる。ホンの1,2分、外に出れば、山が見え、川が見え、10分も行けば海にだって行ける。そういった自然の中を散歩だって出来る。一昨日の天王祭のように地域の人たちが集まり、老若男女の人たちとの交流も容易だ。近隣の人たちとバーベキューなども庭で出来る。毎日、自分の庭を眺めながら季節毎に変わる草花を楽しむことだって出来る。自然や人との交流が容易だ。

 

「おーい!」「なーんだい」

 田舎が良いか、都会が良いか、永遠のなぞでもある。日本が良いか外国が良いかに似ている選択でもある。いずれにせよ一長一短ということになる。人それぞれの性格にもよる。都会向きの性格かどうかである。

 少なくても、私は田舎で日本が好きだ。人との交流も好き。独りでいても周りには一杯、一杯、知人がいる。「おーい!」と呼べば、「なーんだい」と応えてくれる。