ミドさんのブログ

日頃思いつくことを書いてます

おもしろい日本語指導

 大分書くのが遠のいてしまった。今週は非常に忙しかった。日曜日の義務人足から始まり、今週から日本人学校での技能実習生の日本語指導も始まった。そして、農業委員としての現地立ち会いなどなどである。

 ただ、それにしても日本語指導は面白い。今回は、ベトナム人インドネシア人、19歳から32歳までの若者の計7人の指導である。

 何が面白いかって? 分らないことを聞き出すことや相手に分らないことを覚えてもらうこと、そして何よりも、お互いの心が通じ合うことだ。

 

いつもの ”テレビ寺子屋

 今朝、いつもの ”テレビ寺子屋”。京都に住む外国人が講義をしていた。コミュニケーションについてだ。恥ずかしながら、この番組で初めて知ったことがある。子どもと一緒にお風呂に入る習慣は日本だけなんだそうだ。外国では、自立心を養うためダメと言われているそうで、講師もそうして育ったようだ。

 ところがこの講師は、こうした日本の習慣が良いということで、子ども達とは一緒にお風呂に入って育てたと言っていた。

 

オキシトシン

コミュニケーションには色々な種類がある。黒板の右側に書いてあるのがその種類だ。そしてコミュニケーションには、Oxytocin(オキシトシン)といわれるホルモンが出るという。絆ホルモンと訳すそうだが、英語では「ラブホルモン」とも言われるらしい。

 

人の命を救うコミュニケーション

 先日、ゲストテーチャーの依頼をお断りしたという記事を書いた。理由は忙しくてとても打ち合わせや原稿作り、講義などしていられないからだが、この議題は「コミュニケーション」。コミュニケーションは人の命まで救うという体験談を話したかったが仕方ない。今、日本で起きている様々な事件、このうちの何割かはコミュニケーション不足から起きている事件である。

 

色々なコミュニケーション

 コミュニケーションというと、相手と話すことに集中するが、「お互いに話し、お互いを理解し合い、そして、その上でコミュニケーション(心の交流)を取ることだ」と思っている。「あの人とは話しが出来る」ことに特化していないだろうか。私に言わせれば、コミュニケーションの半分にも達していない段階のコミュニケーションである。

 態度で示すコミュニケーションだって一杯ある。会話ばかりではないのだ。だから言語が分らなくてもコミュニケーションは取れるのだ。

 

無言のコミュニケーション

 昔、母方のおばあさんが我が家へしょっちゅう泊まりに来た。長い時は数週間もいるときもあった。このおばあさんはよく昔話をした。

 昔の人(特に女性)は、朝起きると玄関先、門の前に水をまき、門前、玄関先の掃き掃除をした。ある時、泥棒が入ったそうだ。雨戸をこじ開け、玄関に入ると靴などの履き物が揃えられ、つま先を前を向けてキチンと置かれていた。それを見た泥棒は、金目の物はキチンしまわれていて見つからないと観念し退散していった、という話である。

 

 これなど、泥棒に伝える無言のコミュニケーションではないだろうか。