しつけないしつけのポイント
昨日の朝、いつもの事ながら ”テレビ寺子屋” を意識して視た。今までなら、朝起きてテレビを点けたらやっていた、だったが、そうではなく、今の時間ならやっているはずと思いチャンネルを回した。
面白い話題をやっていた「しつけないしつけ」。子どもに対するしつけの極意である。ポイントが5つあった。そのポイントに興味が行った。一つ一つのポイントが、今
はまっている、外国人に日本語を教える注意事項のポイントに実に似ていたからだ。
すべきことを言う
第一のポイント。「そんなことしてダメじゃないの」。良く言いがちな子どもに対する叱り方である。そして講師は言う。「すべきことを言う」。つまりポイントを押さえて、「・・・をしなさい」と短く言うのがポイント。日本語を教える場合も、文章を短く要点を押さえ簡潔に言うのがポイントである。
短い理由を添える
次のポイントが、短い理由を添えて言うのだそうだ。「そんなことしたら、・・・ちゃんが困るでしょう」という具合にである。一方、日本語では、習いたての外国人は日本語の表現の意味が分らない。だから、身近な例で説明すると、意味を分って貰え易い。設計者なら設計の例で説明し、作業者なら作業に例を引いて説明する。
ここでのポイントも、”短い”理由がポイントである。
常に冷静に、繰り返す
そして、この講師は子どもに対し、怒ってはダメだという。つまり感情をむき出しにしてはダメだというのである。常に冷静を装う。そして、最後は何度でも繰り返すというのだ。覚えることが沢山あり、次々と出てくる単語や語彙を一度で覚えられる外国人などいない。自分たちが英語を勉強したての頃を思い出したら分る。忘れる頃に、再度同じ単語を使ってみる事が需要である。
言葉の分らない外国人
よく考えてみたら、外国人に対しても、子どもに教えるようにしろと言うことである。なるほどと思った。上手に子どもを育てたお母さんは、外国人に日本語を教えることも上手ということだろう。
ということは、企業戦士だった昔の男どもは、私も含めて、既にハンデがあると言うことだ。
最後は、愛情・熱意
よく見る ”テレビ寺小屋” で日本語を教える極意を教えて貰えるとは思ってもみまかった。何でも共通点があると言うことだろう。要は、子どもに対する愛情、学習者に対する熱意があれば、こうしたポイントは気付くような気もするが、ちょっと言い過ぎかな。
今日も、分りやすい日本語の資料作りに専念しよう!