ミドさんのブログ

日頃思いつくことを書いてます

曼珠沙華

20度超え

 今朝の天気予報。「今日の・・・の気温は、・・・℃を超える見込み」のアナウンス。今朝は、5時にサッシを開けると心地よい空気が爽やかな風と共に部屋に入ってくる。つい4,5日前までは、「30度超え」「35度超え」で30数日間真夏日連続という言葉がはびこっていたが、やっと「朝晩20度超え」などというニュースの声が聞こえ始めた。

 ”暑さ寒さも彼岸まで” などという言葉があるが、今年ほどこんなに見事に天気が変わるというのも珍しい。

 

ホームシック

 今の時期、田んぼの畦道を歩くと、彼岸花曼珠沙華)がきれいに咲く。70年も前だが、ランドセルを背負い小学校の行き帰り、この曼珠沙華の花が一面に咲き誇っている様子が目に焼き付いている。

 今朝点けたテレビ。高校卒業してマグロ船に乗り、ホームシックにかかるとよく演歌を歌ったと、演歌歌手が当時の思いを語る。そして、こんな朝早くから演歌が聞こえだした。昔を思い出すのも歳を取った証拠である。

おはよう日本、歌魂

ペルシャ湾

 こういう昔話を聞くと、私も思い出すことがある。ペルシャ湾海上での思い出。もう50年も前の話である。20歳半ばで中近東と言われるペルシャ湾沿いの国々へ行った。その中でも初めて行ったのがアブダビ首長国連邦=UAE)。日本の石油会社の多くが海外進出し、石油掘削をしていた。ネットで調べると色々なリグがある。当時はそんなことを考えたこともなかったが、ペルシャ湾というのは水深が浅く20m前後である。

オイルリグ(石油掘削やぐら)

若いときのホームシック

 従って、リグの建設も比較的簡単だったのだろう。海上というのは、3kmも行くと殆ど見えなくなるのだ。つまり、リグの上からは陸上は全く見えない。ポツンと自分がいるリグだけが異様に光り輝き、周りは暗黒の世界。日本人はリグの住人はいるモノの同じ会社の人間は自分ただ一人。ホームシックかなんか分らなかったが寂しくなるモノである。そんな中、唯一の楽しみは、リグの光に集まってくるイカの大群。これを釣り上げるのである。釣った後どうしたかは全く覚えていない。

 

プロフェッショナル

 こんな時、冒頭の演歌歌手は、演歌を歌ったという。今ほど演歌が好きだったらきっと演歌を歌ったに違いないとは思うが、その当時、演歌という名前すらなかったと思う。親が時々歌う ”古い歌” には全く興味が無かった。若い頃とはそういうモノだと思ったが、プロ歌手になる人間は違う。10代で演歌を口ずさんでいたというのだ。

 今、アジア大会が始まった。参加選手はアマチュアだが、何割かは、プロになるのだろう。

 

 この歳になって、「プロ」もないものだが、心意気だけでもプロを目指そう。