ミドさんのブログ

日頃思いつくことを書いてます

紅梅、開花

 テレビを点けた。80台のおばあちゃんが、「私が死んだら、お父さんの食事の面倒を誰がみてくれるのかしら、と心配になるんです」と言う。”そうか、そうか、世の中の女性は、何時までも、ご主人の食事の世話が気になるんだなぁ” と、そのままにしていたら、何と、薬のコマーシャルだった。

 そんなことがあり、最近の朝食の写真を撮っていなかったと気がつき、写真を撮った。女房が作る食事ではなく、自分で作る朝食である。

 女房が私の食事を作らなくなって、10年にはなるだろうか。それまでは、長い間会社勤めで苦労した事への感謝の気持ちがあったのだろうが、どこかで、何かのきっかけで、”どうして、私は、「好きでもない食事作り」を、亭主のためにしなければならないのか” などと気が付いたのだろう。冒頭のおばあさんのような優しい、甘い女房ではないのだ。最近、女房の食べている食事を見ていると、8割は手抜き食事。余程、食事作りが嫌だとみえる。女房が食事作りを止めるまで、そんなに、女房が食事作りが嫌だということに気付かなかった。そういう意味で、大発見だった。世の中にはそんな女性もいるんだと改めて気付かされた。

 さて、昨日、今日と非常に暖かい。明日からまた寒さがぶり返すようだ。庭を見ると、早咲きの白い小梅の木が満開になっていた。一方、普通の梅の木(紅梅)は、やっと芽吹き始めたばかりである。 

   手作りの朝食         早咲き白梅の木     普通の紅梅

 昨年の夏から、ここのところ、とにかく気候が変だ。全体的には気温が高くなっている。このままいったら、10年後、20年後には、”常夏の国、ニッポン” なんてキャッチフレーズができるのだろうか。その頃、私はこの世にいないだろうが、今の孫世代は、我が家が、朝、零下になったなんて信じられないだろう。

 「車の横に、水仙の花が沢山咲いているから、あとで、見えるところに移し替えて」という女房の声。自分は足が痛くてできないのだそうだ。毎日、遊びに出掛け、フラダンスなどに興じているのにである。全く都合の良い足(膝)である。風呂掃除も ”膝が・・・” で拒否。

 今日も、自分のモノだけを洗濯し干している女房を見て、よく考えてみれば、女房の若いときからやっていることは、子どもための行動だったと気付かされる。亭主はその「次いで」の存在なのだ。亭主のためにやってくれたのは、結婚して子どもが生まれるまでの1年間だけだった気がする。その間だって、お腹の子のためにだから、殆どないといっていい。そして経済的には亭主が働いたお金で生活していた。

 そう考えると、女房は、常に、自分に都合良く生きてきた感じがするし、亭主は、女房が喜ぶことで満足していたようなところがある。世の中の男なんてそんなモノかもしれない。   

 生きている間は、そんな関係が続くのだ。