ミドさんのブログ

日頃思いつくことを書いてます

世界おもしろ昔のはなし(81)

 今年2月から続けてきたこのブログも、ブログ訪問者が3000人を超えた。見ていただいている方々に感謝、感謝である。ブログを書くことにも面白みを感じてはいるが、何より、読んでくれている人がいると言うことに、心強さと喜びを感じる。

 フィリピンでの生活の様子の続きである。

 

道端の植木屋

 日本にある植木屋さんとは違う。部屋に置く鉢植えの観葉植物である。郊外を車で走ると、至る所に、植木屋、花屋が結構ある。中流以上では、家に植木を並べ、家の中では植木鉢に入った花を置くらしい。まず、切り花は見かけない。一鉢、100ペソ位するから、1日に2鉢や3鉢売れれば、その日の稼ぎは御の字である。毎日、ここの売り子は、これらの花や木に水を掛けるのが仕事だ。

 

盆栽も?

 時々、ゴルフなどの道すがら、「盆栽(ボンサイ)」と漢字とカタカナで書いた文字を見かけた時があった。ヒョットしたら日本人が植木屋をやっていたのかもしれなかったが、とうとう帰国まで調査したことが無かった。

 そう言えば、一度、こうした店で植木に花が付いている鉢を1つ買ってきて、家の中に置いたことがある。しかし、昼間空気が出入りしないせいか、すぐに枯れてしまった。それ以来、花が咲く木は買わないことにし、ゴムの木のような葉を楽しむ鉢を買うことにした。

 

粗悪品、模倣品、高級品

 先程「食材」の所で述べたが、町のあちこちに、・・・町と言う所には必ず一般人が出入りする市場があった。ここでも何でも揃ったが、粗悪品が多く、長持ちしないものや機能的に悪いものなどが多くあった。それでも安いことから、一般のフィリピン人はこれらの店で買い物をするしかないのだ。

 フィリピンは、格差社会であり、良いものは何でも揃うし、粗悪品や模倣品なども沢山あった。電気製品などは、扇風機、アイロン、洗濯機など、一般市民が良く買う製品は、結構安く買えた。それには、日本メーカーの名前をもじった、アルファベットの1字違いの会社名が書いてあったりした。

 私は、チョッと危険だったが、こう言った市場など一般市民が行く所に良く出入りした。他の日本人仲間にこの話をすると、良く行くねーなどと彼らに軽蔑顔で言われたが、私は、そういった所に行くのが好きだったので、余り異にも留めなかった。人が沢山いて、活気があって、楽しくなった。ストレス解消の役目も果たしていたのかもしれない。

 

歓楽街、ゴルフ、料理

 フィリピンへ赴任して1年目は、物珍しさも手伝い、通常の男性がそうするように、カラオケを始めとする歓楽街にも出掛けた。それも楽しみの一つだった。

 しかし、その内、お金がかかる割には、それ程楽しい訳でもなく、暫くすると、ゴルフやマッサージに通うようになり、そして、料理に興味を持つようになった。毎日必要なので、食事作りをやっている内に、料理作りが、創造性豊かで、アイデアが生かせて、そして自分で気にいった料理を食べられる、一石三鳥の楽しみになったのである。

 フィリピンでは、素人の私が使える調味料とか材料とかが手に入った。そして何より、一人身の私には、ストレス解消にもなった。夢中になって、上手に作ろうと集中していると、何もかも忘れるのである。作るものがあればある程面白かった。

    (つづく、・・・)