ミドさんのブログ

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大谷翔平、アメリカンリーグ、MVP

 今日は、何を置いてもこの話題だろう。新聞から賞賛の声を拾ってみる。

 

同僚、監督などからの賞賛の声

「オオタニは、人の形をした神話の中の偉人」「彼こそが真の長距離打者。大リーグの常識を変えた唯一無二の存在」「まるで魔法」「リトルリーグの子どもが『すべてやりたい』と思う夢をエリートレベルで実現」「現代のビンバーノ(ベーブ・ルースの愛称)」「彼はモンスターかアンドロイドの能力を持っている」「8回投げた翌日にホームランを打つなんて。歴史的瞬間ばかりだった。」(以上、読売新聞) かって大リーグで活躍した松井秀喜、大リーグ他球団選手、監督、昔の大リーグ選手、同僚などからの賞賛の嵐だ。

 

エンゼルス、マドン監督の言葉

 そして、所属するエンゼルスのマドン監督のインタビュー記事が載っている。「大リーグはこれまで、彼がやってのけたことに近づくことさえできなかった」「ショーヘイはア・リーグだけでなく、メジャー全体のMVPだ」。敬遠が多かった今年のチームの状態を、「一緒に打線を引っ張るはずの・・・が不在で、彼にマークが集中した。周囲をレギュラーで固めることが出来れば来年は50本塁打も可能だ。今期9勝の投手成績も同様、十分な援護が得られれば簡単に10勝できたはずだ」。「投打もベースランニングも素晴らしいが、人間性も優れたスキルの一つ。彼は決してイライラしない。いつも穏やかで、周囲に対する敬意に満ちている。・・・彼はとても上品なやり方をする・・・その謙虚さがとても印象的・・・」(以上、読売新聞)

 

めったにいない二刀流、しかも一流

 以上のことばを聞いたら、付け加えることはない。私は、小学校6年生から学生時代、心臓病で運動ができなかったので、野球少年の気持ちは分からない。でも、少年野球では、ピッチャーで4番バッターという子どもは多くいる。運動神経に優れている子どもは何をやっても上手だから、投打に活躍できるのだろう。大学野球まで来るとそこまでの選手はあまり記憶にないが、高校野球だと、ちらほらそういった選手も見かける。それが、世界一の大リーグでやっていて、そこでのMVPである。

 

子どもたちの理想に

 イチローが、かって、大リーグでMVPを取った。20年前だそうだが、これほど騒がれなかった気がする。MVPを決めるにあたって、投票する記者たちが30人いるそうだが、全員が1位でオオタニに投票した。イチローは、2位に幾つか差をつけてMVPを取ったそうで、オオタニの満票での受賞は、ともかく凄いの一言だろう。そして、大谷翔平が言っている。彼は、イチローの受賞を見て、大リーグで活躍したいと思ったそうである。そして、オオタニの今回の受賞を見て、彼のように大リーグでの活躍を夢見る子どもたちが出て来てくれることを願っている、とコメントしている。

 

まだまだ学ぶことは多い

 誰もが言っている。さりげなく、グランドのゴミ拾いをする彼の姿、ホームランを打った時でも謙虚な仕草、周りに対する気遣い、どれをとっても一流である。そして、個人を大事にするアメリカで、日本流の典型的な「気遣いの精神」を浸透させた日本人という点でも賞賛されるべきだろう。

 いい歳をして、と言われるかもしれないが、彼の仕草、彼の言動、一つ一つがこの歳にして参考になることばかりである。偉そうに、若者に苦言を呈する自分に恥じ入るばかりである。まだまだ、学ぶことは多い。

 

過度な期待はやめよう

 来年、世界中のみんなが、50本塁打、10勝を期待するかもしれないが、余りそんなことは気にせず、自分の納得のいく野球を、彼にはやって欲しいと願いたい。今年だけで十分だ。それ以上などとは望まないことにしよう。そんなプレッシャーに負けるオオタニとも思えないが、過度な期待はやめよう。

 頑張れ! 大谷翔平