ミドさんのブログ

日頃思いつくことを書いてます

平和ボケ

小学生に人気のある”会社員”

 今日の読売新聞一面コラムにある、編集手帳。小学生に人気のある職業の話題だ。会社員だそうである。昔の会社員と言えば、灰色のスーツを着て、毎日通勤する暗ーいイメージであるが、今の会社員は、自分の好きなことをやって、「大変、大変」と動き回っているイメージで、楽しさすら感じる印象を子どもに与えるらしい。ましてや、コロナ禍で、自宅で仕事をするイメージも加わってのことだろう。

 

50年前も人気があった”会社員”

 我々が就職する頃、1970年頃、今から半世紀前である。この頃も、会社員が人気があったと思われる。理由は、「安定した職業」である。そして、仕事はと言えば、毎日2時間、3時間の残業は当たり前、土・日の休日出勤も当たり前の世の中だった。この頃も、「大変、大変」と毎日、会社にこき使われる世の中で、そんな中でも、結構楽しく会社員生活を楽しんでいた気がする。

 

昨夜の地震で、東北新幹線脱線

 昨夜11時半頃、大きな地震が二つあった。最近、大きな地震がないと思っていたが、東日本大震災以来の大きな地震である。11年前の地震を思い出した。大きな横揺れだった気がする。そのせいか、揺れが大きかった割には、家の中のモノが落ちたり、割れたりするようなことは全くなかった。

 しかし、東北新幹線が脱線したようで、今までにない現象だったようである。今後しばらく、その原因究明に東北新幹線の一部区間は運航停止となるらしい。

 

毎日、目を凝らすウクライナ情勢

 毎日、ウクライナの人たちには悪いような気がしながら、毎日、半分興味本位で、ウクライナのニュースを見てしまう。しかし、一方で、ロシアがあれだけ無謀なことをしても、どの国も直接手を下せない、つまり、戦闘機さえ供与できないという現実である。対戦車砲なりヘルメット、食料などの支援はできても、ロシア軍を押し返す戦力は供与できないという現実である。

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ワシントン連邦議会、カナダ議会で演説するゼレンスキー大統領(読売新聞)

 

日本の現実を見なおす良い機会

 毎日、昼間からテレビを見ているときは、ウクライナの様子を視ている。いろいろな解説者が出てくるが、日本人も”のほほん”としていいのだろうか、もっと、日本が置かれた現実を見なければいけないのではないか、という解説者に耳を傾けなくてはいけないような気がしてきた。

 日本は、幸い、四方が海に囲まれているので、ウクライナのように戦車で陸を伝って攻め入ることはできないが、海から潜水艦や戦艦から長距離砲を打たれた場合や北海道などに上陸され攻撃された場合、誰も守ってくれない可能性がある。ロシアのような国が出てこないとも限らない。そうした場合、どうするのか? ロシアのように、核戦力や化学兵器を使うことをほのめかし、対象国以外からの攻撃を封じられた場合、日本はどうするのか、を真剣に考える必要性があるような気がする。

 

非核三原則の見直しの必要性

 非核三原則などと言っていても、現実的に、核戦力を持つ国が、核兵器を使うと脅してきた場合、日本はどうするのか。ウクライナももし、核戦力を放棄していなかったら、このようにロシアに侵略されたのかも含め、真剣に議論する時期に来ている。どういう形で核戦力を持つかなど、”核”をタブー視することなく、考える必要があるのではないかと言う気がする。大戦力を持つ国に侵略されても、何もできず、鉄砲だけを持って応戦するだけでは、自分の家も町も自然もなくなってしまう。家族はもちろんのこと、自分の命もなくなってしまう。

 岸田首相の言うように、「議論しない」などと言っていていいのか。日本人は ”平和ボケ” していないだろうか。今のウクライナが、いい例だ。