ミドさんのブログ

日頃思いつくことを書いてます

兎追いし、彼の山~

毎日歩く、あぜ道

 ここのところ、毎日田んぼの中の畦道を歩いている。散歩がてらである。タダの散歩なら綺麗な道を歩けばいいようなもんだが、田んぼの耕作状況調査も兼ねているからである。つまり、農地が耕作されているか、耕作放棄されているかを見定めるために畦を歩いているのだ。今は、稲の耕作も終わり、土興しも終わり土地を休ませている時期なので、特に、耕作か放棄地なのかを判別しにくいのである。

 なぜそんなことをしているか。農業委員の仕事だからである。見定めるのが仕事ではなく、放棄地を耕作してもらうように勧め、耕作地を多くするのが役目なのだ。

 

川の水音がこころよい

 車を少し広い農道の脇に停め、そこからその一帯を歩いて調査するのだ。こうして歩いていると、幸せを感じるのである。私たちの地域には河川が何本かある。しかも間近に阿武隈山系の山並みも迫っている。そして海も近い。こんなに自然が大集合している地域もそうそうあるまい。

 田んぼの畦道を歩いていると、水音がする。サラサラと表現するが、シャラシャラに近い音だ。音がすると言うことは、石が川底にありその石の間を水が縫って流れる音である。同じ水音でも場所によって違う。

下流中流、上流によって違う水音

うさぎ おーいし、、、

 自然と歌を口ずさむ。「うさぎおいし~」のあの歌である。

  兎追ひし彼の山 小鮒釣りし彼の川 夢は今もめぐりて 忘れがたき故郷

    如何にいます父母 恙なしや友垣 雨に風につけても 思ひいづる故郷

      志を果たして いつの日にか帰らん 山は青き故郷 水は清き故郷

日本は、平和である。

 今まで数知れず外国巡りをした。その外地で、こんな風に故郷を思い浮かべたことはない。が、こうしたふとしたときに思い出すのが ”故郷” でもある。

 

ウクライナだけではない

 今朝、また朝早く目が覚めた。こんな時間に、と思ったが、まともな番組がやっていた。「ウクライナ支援」「トルコ大地震支援」などと騒いでいる間にミャンマーはどうなったかなど考えたら、番組をやっていた。ミャンマーに対する日本政府の対応は、欧米各国とは異なるという。

(ネットより)ミャンマーに対する日本の対応

アジアの小国の苦境

 が、そんな中、ウクライナ侵攻によるロシア制裁で被害に遭っている小さな、裕福でない国々があり、苦境にあえいでいるという。原油の依存度が高かったドイツなど欧米各国は、いち早く対応策を始めているが、手に入らないアジアの小国、スリランカパキスタンなどは、石油・ガス不足で寒い思いをし、食べ物も満足に食べられない生活をしているというのだ。

(ネットより)スリランカミャンマー

幸せな日本人

 こうして考えて見れば、値上げしているとはいえ、食べ物やガソリン・ガス・灯油などが手に入り、日常生活に何の不自由もない日本。新型コロナで亡くなっている人も何10人と毎日出ているが、それでも他国から侵略され亡くなる人は皆無である日本。

 毎日テレビを見ていると、何の不安もないように大騒ぎをしている若者たち。私たちもかってはそうだったが、ちょっと冷静に考えて見れば、いかに幸せかが分かるというもの。

 今日も ”ふるさと” を口ずさみながら、そして、春を告げようとする川のせせらぎを聞きながら畦道を歩こう。