ミドさんのブログ

日頃思いつくことを書いてます

常識は本当に常識?

老体に鞭打って!

 昨日は忙しかった。朝8時から地域の田んぼエリアの用水の堀払い人足を10時まで行ない、それから次男夫婦のいる福島市まで2時間半の高速道路ドライブである。そして夕方には自宅に舞い戻ると言う強行軍だった。

 昨夜はテレビも見ないで、9時には床につき寝てしまった。しかし夜中というよりは朝方3時には目が覚めた。すると歳には勝てない。体の節々が痛むのである。人足で筋肉を久しぶりに使ったせいだろう。

 

義務人足

 都会の人には分からないだろうから若干の説明を加える。田んぼの脇を走る側溝を用水(ようすい)と言い、田んぼに水を入れるための側溝である。下水とは違い綺麗な川の水が使われる。勿論、生活排水などは混じらないモノである。従って、泥や砂が貯まっていても匂うようなモノではない。道路脇を走ることから道路脇の土砂が入り込んだりして土砂が貯まるのである。

田んぼ脇の用水の土砂撤去(”堀払い人足”)

 こうした作業を田んぼの地主たちが協力して作業をするのだ。年に4回の人足作業があるが、後の3回は土手などに生える草を刈る作業である。こうした作業を義務人足という。地主の義務というわけである。

 

欠席者が多い理由

 ところが最近出席率が悪いのだ。義務人足は”義務”であるから、出席しない人は義務を果たさないと言うことで”欠務費(けつむひ)”と称して罰金を払わなければならない。しかし、全員が年老いてきて、「そんな辛い作業をするくらいなら、欠務費を払った方がまし」と欠席する高齢者が多くなってきたのである。高齢化だ。

 作業量は同じで人数が減るので、自ずと一人あたり作業量が増え、かっては2時間で終わった作業も3時間、4時間となる。

 

常識の見直し?

 この義務人足は親の時代から受け継がれてきた制度で、何の疑問も持たないでやってきたが、本当に地主がするべき仕事なのかと疑問が湧く。生活するための水道は行政が行なう、排水・下水も行政が管理する。では、田んぼの用水・排水は本当に地主の仕事?範囲はどこまで?という疑問である。高齢化が起こるとこんな今まで常識だったことまで行政の仕事では?なんてことに疑問を投げかける始末である。

 

可愛い孫たち

 それはそうとして、次男坊の息子・孫が今年小学校1年生だという。しかも4月生まれなので、7歳の誕生祝い、入学祝いも兼ねて福島への強行ドライブ。妹が生まれ、何となく疎外感を感じていたらしかった孫息子である。今日は主役とばかり、いつもの元気の良い姿が戻った。一安心。ゲームをしたり、一緒にトランプをしたりと、年寄りも一緒に楽しませてもらった。どんな兄妹になるのか楽しみである。

  お父さんが用意したケーキ    満足げな本人(孫)    笑っている?孫娘