ミドさんのブログ

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あいまいが結論

 もう大分、裏金問題は結論が見えてきた。流石、政治家。皮肉を込めて言わせて頂く。安部元総理が、裏金を環流させるのはもう止めようと言った、というニュースが大分前の安部元総理の没後流れた。このニュースが流れたとき、今話題になっている政治家たちは焦ったはずだ。

 これに関し、何通りかの政治家がいるはずである。このニュースを聞いて、やはり、安部さんも悪いこと、違法なことと思っていたんだ、止めようと即座に止める決心をした政治家。そして、そう言ったって、派閥から流れてくるお金だ、皆がやっているんだ、大丈夫だろうと高をくくる政治家。

 そして、更には、安部派幹部達。皆で意見交換会をやったじゃないか。誰からも止めようと話は出なかったじゃないか。それが結論だ。問題ない、と高飛車で構える政治家。言い訳が出来るように会議を仕組んだ政治家たちである。 

次々と意見を聞かれる安部派幹部達

 会社生活でも色々な場面があった。中に、「結論を出さない」ことを申し合わせる会議もあった。今回の例が正にそうだ。会社の場合、会社の利益のためにそうするが、今回のケースは、個人の利益のため、個人の都合良さを求めるためにそうしたのだ。流石政治家と言わざるを得ない。皮肉を込めて言わせて頂く。

 この新聞記事のように、それぞれが「自分に都合の良いように解釈する」のが結論で、「1つの結論を出さない申し合わせ」がされたと解釈できる。

 今、野党は、安部元総理が止めようと言ったことを、誰がそのまま続けると結論づけたのか、と躍起になっているが、同じ政治家同士で、このような申し合わせをする会議が昨年8月5日の会議だった、と分らないのだろうか。誰も結論づけた政治家はいない。「裏金はもう止めよう」というのは元会長の言葉である。この言葉は重い。重いだけに、誰も否定する結論は出せない、というのも本音だろう。

 国家の最高議決機関で、何時までもこんなことに時間を潰すことは税金の浪費でもある。「裏金議員」をはっきりさせることで十分ではないか。結論を出した人間はいないのだから、どんな委員会を開いても無駄だ。「裏金議員」と烙印を押したら、さっさと止めて、他の重要な議題を議論して貰いたいモノだ。